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【初心者必見】FXとは?仕組みからメリット・デメリットまで徹底解説

  
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【初心者必見】FXとは?仕組みからメリット・デメリットまで徹底解説

はじめに

FXとは、ドル円やユーロ円など異なる通貨を売買し、その価格変動から利益を得る投資手法のことです。FXで取引するメリットとして、24時間取引が可能なこと、少額の資金で大きな取引ができること、高い自由度があることなどが挙げられます。一方で、為替レートの変動によるリスクも高く、取引にはある程度の知識と経験が必要とされます。本記事では、FXの基本的な仕組みや特徴、メリット・デメリットなどについて詳しく解説していきます。

FXの仕組み

foreign exchange

FXは、外国為替市場で行われる通貨の売買取引です。具体的には、米ドルを売って円を買うなど、異なる通貨を交換することで為替差益を狙う投資手法です。また、通貨の金利差からスワップポイントと呼ばれる収益を得ることもできます。

為替レートの変動を利用する

FXの収益源の1つが為替レートの変動による差益です。例えば、110円で1ドルを買い、後に115円で売れば5円の利益が出ます。反対に、110円で買って105円で売れば5円の損失となります。このように、為替レートの上昇下落に合わせて通貨を売買することで利益を狙います。

為替レートは、各国の経済情勢や金利水準、政治情勢などの影響を受けて変動します。FXトレーダーは、このような情報を分析し、為替レートの動きを予測して取引を行います。しかし、予測通りにいかない場合もあり、損失が発生するリスクがあることを認識しておく必要があります。

スワップポイントによる収益

FXの収益源の2つ目が、スワップポイントと呼ばれる金利差による収益です。高金利通貨を買い、低金利通貨を売ることで、その金利差に相当する額を受け取ることができます。スワップポイントは、ポジションを持ち越した場合に発生するため、中長期の運用スタイルに適しています。

買い通貨 売り通貨 スワップポイント
オーストラリアドル +20円(受取)
オーストラリアドル -50円(支払い)

上記の表は、オーストラリアドルと円の取引におけるスワップポイントの例です。高金利のオーストラリアドルを買って円を売れば、1日あたり20円のスワップポイントを受け取れます。逆に円を買ってオーストラリアドルを売れば、50円のスワップポイントを支払う必要があります。

FXのメリット

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FXには、以下のようなメリットがあります。

少額の資金で大きな取引が可能

FXでは、レバレッジと呼ばれる仕組みを使うことで、実際の証拠金の何倍もの大きな取引が可能です。例えば、1,000ドルの証拠金で100万ドルの取引ができるといったように、少ない資金でも大きな金額を運用することができるのです。レバレッジが高ければ高いほど、利益の可能性は大きくなりますが、リスクも高くなるため注意が必要です。

レバレッジは倍率で表され、25倍や100倍といった感じで設定されています。レバレッジが25倍の場合、1,000ドルの証拠金で25,000ドル分の取引を行えることになります。トレーダーは、自分のリスク許容度に合わせてレバレッジ倍率を調整することができます。

24時間取引が可能

FXは、世界で唯一24時間取引が可能な市場です。ロンドン、ニューヨーク、東京、シドニーなど、世界中の外国為替市場がつながっているため、平日は終日取引を行うことができます。自由な時間に合わせて取引できるため、会社員やパート勤務の方にも人気の投資手法です。

一方で、24時間取引であることから、トレーダーは常に注意を払う必要があります。取引時間外に大きな経済ニュースが発表されたり、重要なイベントが起こったりすると、翌取引時に大きな値動きが起こる可能性があるためです。そのため、24時間体制でニュースや相場動向を監視する必要があります。

売り買いの両建てが可能

株式投資では「買い」のみが利益の獲得方法ですが、FXでは「売り」でも利益を得ることができます。為替レートが上がると「買い」ポジションで利益が出て、下がると「売り」ポジションで利益が出るため、方向性を問わずに利益を狙えるのです。

また、同時に「買い」と「売り」の両ポジションを持つこと(両建て)も可能です。これにより、損失を最小限に抑えながら利益を拡大させる戦略が立てられます。ただし、逆にリスクを二重に負うことにもなるため、戦略を立てる際は十分な検討が必要です。

FXのデメリット

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FXには魅力的な側面がある反面、以下のようなデメリットもあります。

価格変動リスク

FXの最大のデメリットは、為替レートが予想に反する方向に動いた場合の損失リスクです。経済指標の発表や政治的な出来事など、様々な要因によって為替レートが大きく変動する可能性があります。値動きの予測は非常に難しく、間違えれば大きな損失が発生してしまいます。

価格変動リスクに備えるため、損失に備えた証拠金の用意や、損切りルールの設定が重要になってきます。また、ロスカットルールを活用すれば、一定の基準を下回った時点で強制的に決済され、損失が一定の範囲に抑えられるメリットがあります。

高いレバレッジのリスク

FXの大きなメリットの1つがレバレッジですが、レバレッジを高く設定すればするほど、リスクも高くなります。レバレッジが大きいと、少しの価格変動でも大きな損益が発生するためです。例えば、レバレッジが100倍の取引で為替レートが1円変動するだけで、10万円の損益が出てしまいます。

初心者の方は、まずは低いレバレッジ倍率から始めることをおすすめします。慣れてきたら、リスク許容度に合わせて徐々にレバレッジを上げていくのがよいでしょう。無理なレバレッジ倍率の取引は、一朝一夕にして大損失が発生する危険性があるため、避ける必要があります。

スリッページリスク

FXではインターネット経由の取引となるため、注文時の価格と約定価格が異なるスリッページと呼ばれる現象が発生することがあります。例えば、110円で買い注文を出したにもかかわらず、実際の約定価格が110.5円となってしまうケースです。スリッページが大きくなると、予期せぬ損失が発生する可能性があります。

スリッページを防ぐには、約定がスムーズに行われる環境を整えることが大切です。つまり、通信環境が良好な場所で取引を行い、取引ツールを最新の状態に保つなど、取引環境の改善に努める必要があります。また、取引時間帯を分散させるなどの工夫で、スリッページリスクを最小限に抑えることができます。

FXを始める前に

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FXは十分な知識がないままに取り組むと、大きなリスクを負う危険性があります。FXを始める前に、以下のポイントを押さえておくことが重要です。

知識の習得

まずは、FXの基本的な仕組みや用語、取引ルールなどを学ぶ必要があります。FX会社が提供する無料の講座やセミナーを受講したり、書籍を読んだりして、着実に知識を身につけていきましょう。FXの理解が不十分だと、うっかりミスにつながるおそれがあります。

また、為替レートの変動要因となる経済指標や、チャートの見方、取引手法なども学んでおくとよいでしょう。分析力を高められば、より的確な売買のタイミングを掴めるようになります。

デモ口座を活用する

FXの知識を学んだ後は、実際の取引に入る前に、デモ口座で練習することをおすすめします。デモ口座は、仮想通貨を使って実際の取引と同じように売買できるシミュレータです。実際のお金は動かないため、ゼロリスクで練習することができます。

デモ口座で、様々な取引スタイルや手法、注文の出し方などを試してみましょう。また、リスク管理の策定やロスカット設定の確認なども行えます。デモ取引を通して経験を積むことで、本番での冷静な判断力がつきます。

資金管理の徹底

FX取引を始める際には、リスクに見合った適切な資金管理が不可欠です。1回の取引で失って良い金額を予め決めておき、その範囲内でのみ取引を行うようにしましょう。富裕層以外の人にとって、一攫千金を狙うのは現実的ではありません。資産に見合った適正な金額で、少しずつコツコツと利益を重ねていく姿勢が大切です。

具体的には、可処分所得の1-5%程度を目安に取引資金を設定するのがよいでしょう。資金の多寡に関わらず、利益の一部は必ず確保するようにし、すべてを賭けるようなギャンブル的な取り組みは避けましょう。

まとめ

FXは、少額の資金で大きな取引が可能で、24時間取引ができるなど魅力的な投資手法ですが、一方で大きな損失リスクを伴うことにも留意が必要です。FXに挑戦する前に、基礎知識の習得、デモ口座での練習、適切な資金管理など、しっかりと準備を整えることが重要です。リスクを理解した上で、堅実に取り組んでいけば、FXから収益を得ることも可能になるはずです。

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