イラン戦争で株価はどうなる?上がる株・下がる株、原油価格と「有事の円」をわかりやすく
イラン戦争で株価はどうなる?上がる株・下がる株、原油価格と「有事の円」をわかりやすく
ニュースで中東情勢の話題が出ると、株式市場や為替市場が急に動くことがあります。
特に最近よく話題になるのがイランを巡る緊張です。
遠い国の出来事のように見えますが、投資の世界ではかなり大きなテーマになります。
株価、原油価格、為替、そして日本の生活にもじわじわ影響が出てくるからです。
投資をしている人なら一度は聞いたことがある
- 戦争で株はどう動くのか
- 原油価格はどうなるのか
- 有事の円とは何なのか
こういった話をまとめて整理してみます。
戦争が起きると株価はどう動くのか
戦争や軍事衝突のニュースが出ると、まず最初に動くのが株式市場です。
投資家は不安材料が出るとリスクを減らそうとするため、株を売る動きが出やすくなります。
そのためニュースが出た直後は
- 日経平均が下がる
- 世界の株式市場が下落する
- 安全資産に資金が移動する
こういう流れになることがよくあります。
ただしこれはあくまで短期的な反応で、戦争の内容や規模によって市場の動きはかなり変わります。
イラン戦争で下がりやすい株
中東情勢が不安定になると影響を受けやすい業界があります。
特に燃料コストの影響を受けやすい企業です。
- 航空会社
- 運送会社
- 自動車メーカー
- 製造業
これらの企業はエネルギー価格が上がるとコストが増えるため、株価が下がることがあります。
航空会社の株が戦争ニュースで下がることが多いのはこのためです。
逆に上がる株もある
株式市場は全体が下がるイメージがありますが、実際には上がる銘柄も存在します。
代表的なのがエネルギー関連企業です。
- 石油会社
- 資源企業
- エネルギー関連株
戦争によって原油価格が上昇すると、これらの企業は利益が増える可能性があるため株価が上がることがあります。
また、防衛関連企業が注目されることもあります。
戦争と原油価格の関係
今回のイラン情勢で一番注目されているのが原油です。
中東には世界のエネルギー供給にとって非常に重要な場所があります。
それがホルムズ海峡です。
ここは世界の石油輸送のかなりの割合が通る場所で、もしここが不安定になると原油価格が大きく動く可能性があります。
市場では戦争のニュースが出るたびに
- 原油価格上昇
- エネルギー株上昇
- 航空株下落
こういった動きが出ることがあります。
原油が上がると企業のコストも上がるため、株式市場全体にはマイナスになることが多いです。
為替市場でよく聞く「有事の円」
戦争ニュースになると必ず出てくる言葉があります。
それが有事の円です。
これは世界で不安が高まると、円が買われやすいという考え方です。
理由はいくつかあります。
- 日本は世界最大級の債権国
- 海外資産が多い
- 金融市場が安定している
そのため世界が不安定になると投資家が円を買うことがあり、円高になることがあります。
ただ最近はアメリカの金利などの影響も強く、必ず円高になるとは限らなくなってきています。
日本の生活にも影響は出てくる
戦争の影響は株や為替だけではありません。
日本はエネルギー資源をほとんど輸入しています。
そのため中東情勢が不安定になると、生活コストにも影響が出ることがあります。
例えば
- ガソリン価格
- 電気料金
- 輸送コスト
こういったものが少しずつ上がる可能性があります。
トラックや船の燃料が上がると物流コストが上がり、それが商品の価格に影響することもあります。
遠い国のニュースに見えても、経済や生活と意外とつながっているテーマだったりします。