株式市場への投資

毎月分配型投信の魅力と欠点


相場は常に波を作って上下しています。
壮絶な下落をしたと思ったら、その落ちた分の幅ぐいぐいと上昇していくこともしばしばです。
このような激動の相場変動は個人投資家としてはどうにも抗えないのが現実です。
それでは移りゆくマーケットの中でどのようにして安定した利益を確保してゆくことができるでしょうか。

一つには分配金の受け取り方法を賢く利用することです。
皆さんご存知のとおり、投資信託の収益の分配方法は幾通りもあります。
まず基本的に分配金を受け取らず長期で保有、また分配再投資をする無分配型投資信託があります。
また定期的に分配金を受け取る分配型投資信託の中でも毎月受け取るタイプから年二回しか受け取りがないものまで様々です。
分配型で毎月のように分配金をもらっているとそれほど複利効果を得られるわけではありませんが、冒頭で述べたように上下の激しい近年のマーケットでは、定期的に分配金を受け取るメリットも出てきました。

どのようなメリットでしょうか。
それは簡単に言うと「相場状況が良い時に出た利益を確定して確保しておく」ということです。
分配金を受け取らずにすべての利益を引き続きマーケットにさらしておくならば、下落相場が来たときに、投じている資金がどんどんと目減りしていく可能性もあります。
しかも複利運用であれば、口数も大きくなっていますから、利益の加速度的増加を目指していたはずの複利運用が、損失の加速につながってしまう可能性もあるわけです。

しかし分配金で利益を確定しておけばそのような事態を防ぐことができます。
これは発生する分配金をじゃんじゃん使ってしまっていたら無理なことです。
将来の資産形成のために投資をするのであれば、手元に戻ってきた分配金はきちんと貯金しておくならばこれは投資信託を利用する上でも有効なリスク管理手段になることでしょう。
いかがでしょうか。
これまで数年無分配投資信託を続けてきて、トータルで利益になっていない方は、もし分配型にしていたらどれくらいの利益が確保できていたか、改めて計算してみるのはいかがでしょうか。